T×A×G……と書くととてもややこしいツバサ×アビス×銀魂ネタ(そのまま読むとタッグ?) 話で書こうかとも思ったけど、ツバサは世界が壮大すぎて私の文章力じゃ書ききれない。 ちょっと、無理。 というわけでネタ。 小話くらいなら書くかもしれない。 元はと言えば、ツバサのラストにて、小狼(NOT写身)の中に、 二つの魂(写身の小狼とそうじゃない方)の魂が入ってて、 写身の小狼に体を与えるために小狼(NOT写身)は旅に出てた。 ……ややこしい。 分からない方は原作を読んでください。 講談社のマガジンコミックス、全28巻。 宣伝の回し者ではありません。 念のため。 そこで、レプリカを作って、ローレライ辺りに頼んで(困った時のローレライ頼み)、 写身の小狼の魂を入れてもらえば、分離できるんじゃないのだろうかと思ったのが始まり。 ただオールドラントに行くだけじゃつまらないから、 銀魂世界に飛んでいるルークからその話を聞かせよう、と思って。 なぜチョイスが銀魂なのか。 もちろん、意味は無い。 したかっただけ。 銀魂世界に飛んできた小狼一行。 変な世界だなあ、と思いつつも情報収集。 で、何か騒動に巻き込まれる。 あれだ、きっと万事屋がらみの騒動だ。 あそこは騒動に事欠かないし。 それで万事屋と知り合って、何となく世界情勢を聞く。 その際に、そっくりさんを作る技術がどこかにあると聞いて探してるんだけど、 知らないかとかそんなんを言う。 理由を聞かれて、将来医療に役立つかもしれない、とか小狼ごまかす。 うーん、ちょっと強引か。 スパイラル(少し古い)とかで、 クローンで損傷した体を補おうとする話とか出てきたから、不可能ではないと思うんだけど。 多分。 それで天人たちの中には技術が進歩している奴らもいる、と銀さんか神楽かが教えて、 礼を言って小狼たち退場。 ちょっと迷って、ルークもとい夕が追いかける。 故郷のことを聞くんだろうか、と新八と神楽が思う中、銀さんちょっと複雑な表情。 夕は小狼一行を見上げて、お兄さんたち、別の世界の人だよな、と聞く。 一同びっくり。 まさか、と聞けば、夕はあっさりと、俺は違う世界からこの世界にやってきたと話す。 帰りたいのかと聞けば、夕は首を振る。 ここで生きてみたいから、帰らない、と夕は言う。 だけど、もし自分のいた世界に行くようなことがあったら、この手紙をある人に渡して欲しいと頼む。 小狼たち、了承。 見たことのない文字で書かれた手紙。 それを受け取ると、夕は少しためらってから。 もし、あなたたちが、その技術を悪用せず、誰かのために使うなら…… それをあいつに信じさせて、誓うことが出来るなら、きっと手を貸してくれる、と曖昧表現。 何に、と聞きかえす小狼に、夕はきっぱりと、そっくりな人間を生み出すのに、と答える。 一同びっくり。(二回目) 夕は手紙を頼んだ、と言って万事屋に戻っていく。 思いがけなく得た情報に、一同は驚きながらも期待。 手紙の文字は読めないものの、夕が言った“オールドラントという世界の、 マルクト帝国軍の(多分)大佐、ジェイド・カーティス”という人物を探してみることに。 モコナの転移はランダムだから、できるだけ早く行けるといいな、と思ってる。 もちろん、移動途中でも情報収集は怠らない。 大分移動して、今までとはまた毛色の違う世界に到着。 なにやら情報を集めたところ、マルクト帝国なるものがあるらしい。 さらに聞いて、世界の名をオールドラントと言うのを知って、おお、ついに着いたぜ、な感じ。 さっそくマルクト帝国に向かう。 最初落ちたのは……ケセドニア辺りで。 玖楼国と、砂漠つながりで。 船乗ってグランコクマ。 とっくに戦争は終わって、和平も結んで概ね平和。 グランコクマに着いて、軍本部がどこにあるのかも分かったけど、 どうやらジェイド大佐なる人物は留守らしいとのこと。 何日かかかる、とのことで、その間情報を集めながら待つことに。 その際、あの大佐に面会に来るなんて、と兵士に言われて、どんな人物なんだと思ってる。 そっくりさんとやらを生み出す技術について、教えてくれるといいなと思ってる。 そんな感じで数日経過。 もう一度訪問したところ、ジェイドは戻ってました。 どうやらキムラスカに行っていたご様子。 忙しい方だから用件は手短に、といわれ、頷きつつ面会。 この頃ジェイドは……三十八歳くらいかな。 でも若作り。 何のご用ですか、というジェイドに、手紙を預かってる、と手紙を渡す。 ジェイドは訝しみながらも手紙を受け取る。 宛名は“ジェイドへ”。 気安いなと思いつつも、差出人チェック。 その瞬間ジェイドは目を見開き、急いで手紙を開封。 少し長いその手紙を滑るように読み、間違いないかともう一度読み、一息ついた。 何を言ってくるか緊張する小狼一行の前で、ジェイドは兵を呼ぶ。 急用が入ったので、しばらく仕事は回すな誰も入れるなと命じて人払い。 それから改まって一行に向かい合う。 「初めまして、異界からの旅人さん」 ……とりあえずここで切る。