びっくりする小狼一行に、椅子を勧めるジェイド。 とりあえず有難く座らせて貰う。 自分の知りたいことは手紙に大体書いてあったというジェイド。 それから、ルークは元気でしたか、と尋ねるジェイド。 ルーク?と首をかしげる一同に、ジェイドが一度謝ってから言いなおす。 手紙を託したユウという少年のこと、と聞けば、ファイが答えた。 とても元気だったと。 ジェイドはそれにとてもとても複雑な表情。 それはそうだろうなあ。 数年前に、乖離してしまったと思っていた友人から、 別世界で今は元気にやってますなんて手紙が届いたら、普通驚くわ。 というかそういう内容でした。 よく分からないが十歳くらいの姿で、オールドラントとは全く違う世界で元気にやっていること、 多分自分はオールドラントでは死んでしまって、帰れない気もするので、 この世界で生きてみたいということ、みんなによろしく、ということ、 その人たちは色んな世界を旅しているらしく、どうやらレプリカの作り方を知りたいらしいので、 ジェイドが大丈夫だと判断したらでいいので、教えてあげてほしいこと、などなど。 他、仲間達への言葉。 ジェイドは自分宛以外のは覗いてませんよ。 ルークの字だったので疑うこともできず、ジェイドはとりあえず一行に話を聞く。 全部話すとそりゃあ長いし、時間かかるのでかいつまんで。 細かいところはジェイドが推測で埋めます。 簡単に書くと、小狼から、同じだけど別の存在が生み出されて、彼は体を失って魂だけ自分の体に戻った。 その魂に体を与えてやりたい……といった感じ。 はしょりすぎ。 その話を聞き、どうやら嘘じゃないらしいのと、一行が本気らしいのと、 この世界で何かをするつもりでもないと聞き、ジェイドとりあえず協力承諾。 代わりに、今度ルークに会ったら、この後自分と、仲間達に書いてもらう手紙を届けて欲しいと頼む。 一行も承諾。 ただ、レプリカを作るときは、そこに新たな人格が生まれるので、 今小狼(NOT写身)の中に入っている(写身小狼の)記憶を元にレプリカを形成しなければならない。 ジェイドは、ローレライと交信してみることを提案。 神のようなものだとジェイド簡単に説明。 その件について、アッシュやティアと相談してみよう、ということでとりあえず一区切り。 伝えなければならないこともあるし。 ジェイドは三人に部屋で待っているように言い、ピオニーの元へ。 簡単にあらましを説明して、三人を客人扱いに。 宮殿内に一つ部屋を用意して、そこを三人に提供。 とりあえず段取りがつくまで適当に寛いでいて貰う。 モコナのことをすっかり忘れてたけど、ミュウがいるんだから多分大丈夫だ。 異界にはこんな生き物もいるんだなで終わりだ。 宮殿ではブウサギ飼ってるし。 ジェイドは解剖したがるかもしれないけど、まあ出来ないだろう。 モコナすごいもの。 色々。 とりあえず、鳩でも飛ばして各国に連絡。 キムラスカのアッシュ、ナタリア。 ダアトのティア、アニス。 ガイはグランコクマにいるから口伝だな。 全員の都合がつく日を見つけて、マルクトにきてもらう。 アルビオール大活躍! その間に、桜にも来てもらわないといけないので、何とかつれてくる。 一通り面子がそろい、ルークの話を聞いて、一同てんやわんや。 とりあえず、小狼たちに協力することは承諾。 ジェイドとアッシュで話し合って、ついでにジェイドはディストを利用しつつ、 小狼の中の記憶(この場合は記憶粒子になるかも)でレプリカを構成する理論を構築。 ジェイドのレプリカ研究施設(ED後に開設ってことで)にて準備を進め、準備が整ったら挑戦。 ローレライ呼び出し。 音譜帯にいるのに出来るかどうかは……出来ることにしておこう。 ルークについても尋ねた。 ルークはやはり大爆発で完全に乖離して、 ローレライが残った音素を集められるだけ集めて、何とか別の世界で今のルークを形作った。 同じ世界だとアッシュに引き寄せられるので。 もうルークの存在はそちらの世界に根付いてしまったので、戻すことは出来ないとも。 アビスメンバー、ルークが生きているのに喜べば良いのか、もう会えないことに悲しめば良いのか混乱。 とりあえず、当初の目的どおり、ローレライの力を借りつつ小狼(写身)とさくらの体を作製。 何とか成功。 その辺で視点をツバサメンバーに移す。 黒鋼に怒られそうですね。 色々勝手やったまま消えちゃったし。 モコナ号泣。 良かった、よかったって。 小狼(NOT写身)と桜も純粋に嬉しい。 ファイも嬉しい。 とりあえず旅の目的がなくなっちゃったわけだが、その話は後で、で。 一晩はグランコクマで休ませて貰い、その間にアビスメンバーはルークにお手紙。 ルークに届けられる最後のことばになるだろうから、大分悩みながら執筆。 夜が明けて、小狼たちは手紙を託される。 アビスメンバーはルークとの繋がりを惜しみながら見送り。 小狼たち、オールドラントを離れる。 とりあえず玖楼国へ。 ……どうしよう、ツバサメンバー。 この後何させたらいいかまったくわかんないよ。 小狼達(写身組)は何を望むのか。 ……それは皆さんのご想像に任せることにします。(逃) ツバサはなあ、本当に難しいからなあ。 これ、ネタでよかった。 本格的に話かけない。 とにかく、小狼たちはアビスメンバーから受け取った手紙をルークもとい夕に渡す。 夕はそれを受け取ってほろり、と涙。 ありがとう、と礼を言う。 ……これ、ツバサメンバーよりはアビスメンバーというか、銀魂世界に飛んだルークのための話だなあ。 今更だが。 そしてここまでしか考えてないというオチ。 いや、アビス側については、小話ぐらいは書く。 多分。